聖地・中津の名店『もり山』の唐揚げがイートインで味わえる!|東京都千代田区|元祖中津からあげ もり山食堂|
最強の実力店が東京の中枢・霞が関に!
“からあげの聖地”と言われる大分県中津市に本店を置く『元祖中津からあげ もり山』。唐揚げ好きなら誰もが知る名店のひとつです。日本唐揚協会主催のからあげグランプリ®の塩ダレ部門で最高金賞12回、金賞3回を受賞し、初代グランドチャンピオンにも輝いた実力店でもあります。中津市の本店はテイクアウト専門ですが、東京・霞が関にある『元祖中津からあげ もり山食堂』では、イートインでその味を楽しめます。
今回はランチタイムにお邪魔して、とくに人気のある「もり山唐揚げ定食」(900円)をいただきました。この定食は、モモ肉2個とムネ肉3個がミックスされて提供される、いわゆる“合い盛り”です。聖地・中津では古くからムネ肉の唐揚げを食べる習慣が根付いています。
中津の本店と同じ王道の唐揚げ
まずはそのムネ肉唐揚げからいただきます。ほっくりしっとり、ほどよい弾力のある歯ざわり。肉の旨みもしっかりしている、王道的なムネ肉唐揚げです。
ムネ肉の唐揚げは「固い」「あっさりし過ぎ」などといって敬遠する人もいるようですが、きちんと調理すればヘタなモモ肉唐揚げよりもずっと美味しいのです。私も中津に帰省して『もり山』の本店に行ったときにはムネ肉唐揚げはマスト購入です。
ムネ肉が美味しければモモ肉は言うに及ばず。カリッとした歯ざわりの衣とフンワリした肉。外と内のこのギャップ食感がたまりません。あっさり系の塩唐揚げなので肉の旨みも十分に楽しめます。とくに皮の部分の揚がり方が絶妙で、残留油感がありません。香ばしさと皮の旨みがうまく絡み合って味覚を刺激してくれます。皮は鶏の部位の中でもとくに旨みの強い部位だといわれます。
定食でもおつまみでも『もり山』の味を堪能できる!
ごはんに味噌汁、漬物に千切りキャベツも付いている定食。テイクアウト専門の『もり山』では、持ち帰って食べるか、お店の近くの適当な場所に座って食べるのが通常ですが、こうやって店内で落ち着いて食べられるのは嬉しいですね。唐揚げ5個では物足りないという人はプラス200円で「唐揚げ大盛り」(2個)にできます。
さてこちらでは、中津の本店から送られてきたオリジナルの漬けダレに、店内で下処理した鶏肉を漬け込んで揚げています。店内仕込みの本店の味を楽しめるんですね。ちなみにこちらはディナータイムにはお酒を飲みながら唐揚げを味わうこともできますよ。
(取材年月日:2024年8月20日)
松本 壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。