東京都千代田区|酒ぐら 鳥酎 神田・大手町店|お酒のおつまみにピッタリの味付け!『酒ぐら 鳥酎』の「漬け鶏南蛮」とは

 
JR神田駅・西口から徒歩10分ほどの『酒ぐら 鳥酎 神田・大手町店』

おつまみでも人気急上昇中のチキン南蛮

宮崎県延岡市の郷土料理であり「ご当地唐揚げ」のひとつともいえるチキン南蛮。揚げた鶏肉に甘酢とタルタルソースがからんで、絶妙な美味しさを演出してくれる国民的メニューと言ってもいいほどの料理です。その味付けからごはんのおかずとして活躍することが多く、定食屋さんやお弁当屋さんでは定番です。

その一方で最近では「おつまみ」としてもチキン南蛮は人気があり、居酒屋さんのメニューでも見かけるようになりました。今回はそんなおつまみチキン南蛮をご紹介しましょう。

お酒に合う味付けのチキン南蛮

「漬け鶏南蛮」(850円)。ハーフサイズ(620円)もあります

東京の飯田橋や水道橋、溜池山王、神田などで店舗を展開する『酒ぐら 鳥酎』は、その名の通り鶏肉料理が人気の居酒屋さん。こちらもチキン南蛮が名物のひとつなのですが、その名称は「漬け鶏南蛮」。チキン南蛮ではないんですね。味付けはお酒に合うよう、濃いめにしてあります。今回は神田・大手町店にお邪魔していただいてみました。

モモの一枚肉を豪快に使った「漬け鶏南蛮」(850円)。タルタルソースの色彩が他店のものに比べて白く美しい感じがします。刻んだ青ネギがなんとなく“お酒のアテ感”を出しています。

刻んだ青ネギが「おつまみ感」を演出しています

タルタルソースをひと口ペロリ。酸味はひかえめな印象です。甘さがあってクリーミー。まずはそのタルタルソースがかかっていない部分の肉を食べてみました。たしかに濃いめの味です。お酒に合いそうです。

バッター液にはアレが使われている!

断面から肉汁がじんわり。けっこうに肉厚で食べごたえもあります

とくに衣が美味。南蛮ダレ(甘酢)がかかっているせいか、ややトロッとした歯ざわりと舌ざわりです。じんわりととろけながら舌の上で肉と一体化していくようです。「小麦粉にビールを混ぜてバッター液を作っています」とオーナーの田中大さん。水や卵と粉を混ぜたバッター液はよく聞きますが、なんとこちらはビール!珍しいですね。そのせいか衣にもコクがあるように感じます。

断面の肉汁に南蛮酢とタルタルソースをしっかりつけて食べるのがオススメ

肉は2度揚げしているとのこと。熱もしっかり入ってジューシーに仕上がっています。断面部分からは肉汁もじんわり。ここに南蛮酢やタルタルソースをしっかりからめると美味しさ倍増です。その南蛮酢もニンニクや玉ねぎ、ニンジン、醤油などをブレンドしたこちらの特製。随所にこだわりのあるチキン南蛮です。

ランチタイムはタルタルソースなしスタイルも楽しめる

この「漬け鶏南蛮」は、ランチタイムは定食で楽しむことができます。オーナーの田中さんによると、定食のときは、タルタルソースは直接かけずに脇に添えて提供しており、お好みでつけてもらえるようにしてあるとのこと。チキン南蛮発祥店のひとつ、延岡市の『直ちゃん』はタルタルソースなしのチキン南蛮。元祖の食べ方の一端を見ることができそうですね。また実際に食べてみればわかりますが、タルタルソースがなくても十分過ぎるほどに美味しい!かえって肉の旨みが強調されて、満足感もアップしそうです。ちなみに『鳥酎』は東京都内では溜池山王、飯田橋、水道橋にも店舗があり、同じものを味わうことができます。

(取材年月日:2024年1月18日)

酒ぐら 鳥酎 神田・大手町店

[住所]東京都千代田区内神田1-5-6 小山第二ビル 1F
[電話]03-6281-3333

店舗情報 WEBサイト

松本 壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。