鶏肉を使ったパーコーとうどんのコラボ！

豚の骨付きバラ肉などを揚げたパーコー（排骨）。それを中華麺と一緒に食べるパーコー麺は人気ですね。そのパーコー、豚肉ではなく鶏肉を使っても美味しくいただくことができます。唐揚げの一形態と言ってもよいでしょう。

今回ご紹介する『うどん 骨付き鶏 こびんちょ』は、うどんと骨付き鶏が人気のお店。こちらでは鶏肉のパーコーをうどんと一緒に食べる「鶏パーコーうどん」（1,290円）を提供しています。唐揚げと麺類などの汁物との相性は言わずもがな。こってりとしたラーメンと一緒に食べても美味しいのですが、和風だしともきっと合うことでしょう。

カレースパイスをブレンドした厚めの衣が絶品！

お店はJR田町駅・芝浦口から徒歩数分ほど。msbTamachi田町ステーションタワーNの1階にあります。おつまみメニューも豊富なので、ランチタイムだけでなく夜も界隈のビジネスマンを中心ににぎわっています。

特製の生七味と一緒に登場した「鶏パーコーうどん」。最大幅が約14cmほどの鶏パーコーがうどんの上に豪快にのっています。まずはつゆをひと口。関東風の味です。口を潤して準備OK、いざ鶏パーコーへ。つゆにひたっているとはいえ、衣はカリッとした食感が見事なまでに健在です。しかも厚めの衣なので、そこにうどんのつゆがよくしみて実に美味。カレースパイスをブレンドしているそうで、ちょっとスパイシーな風味がまたいい！肉もけっこうな厚みがあります。ここにもうどんのつゆがしみてコク深い味わいになります。

うどんは太めでモチッとした歯ざわりです。ツルツルッとした滑るような心地よい食感。肉の旨みが溶け込んだつゆのと相性も良好です。

特製の生七味がいい仕事をしています！

うどんなので和風味なのは当然ですが、生七味をうどんのつゆに加えると、その味がさらに引き締まって深まる印象です。そして生七味を鶏パーコーに直接つけて食べると、これがめっぽう旨い！出汁の風味が際立つだけでなく、かすかな甘みも感じてしまいました。

関東風の出汁とカレースパイス、そして生七味と、味のトリプルパンチでとにかく衣が美味しい。つゆにひたしていると衣が崩れることがありますが、この鶏パーコーにはそれがありません。じっくりとつゆを吸い、衣をしっとりとしたものにしています。口に入れるとパリッとした歯ざわりのあとに舌の上でとろけていくような食感に変化していきます。

スパイシーな味わいも手伝って、食べ終えたころは体がポカポカ。寒い季節にはおすすめですね。帰りはマフラーを外し、コートも脱いで外に出ました。

ところでこちらでは骨付きモモ肉を素揚げにした「骨付き素揚げ」も提供しています。親鶏とひな鶏の2種類があるとのこと、お酒のおつまみにもいけそうです

（取材年月日：2024年1月24日）

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