くにちゃんずキッチン
ここは東京・新川にある『から揚げ専門店 くにちゃんずキッチン』。界隈のビジネスマンに人気のお店で、ランチタイムは若い男性客も多数訪れます。
夜は居酒屋、昼は唐揚げを定食で味わえるお店で(夜営業は現在は中止)、ランチタイムで人気なのはこちらの名物でもある「ぶっかけ丼」(790円)。
ごはんの上に唐揚げをのせ、そこに鶏スープをかけて食べるもので、“唐揚げ版ひつまぶし”といったところでしょうか。
1個50~60gほどはありそうな、大ぶり唐揚げが5個、丼にドドンとのっかっています。そこに肉みそ、刻み海苔が添えられ、別の器で鶏スープとワサビが提供されます。
たしかにこれは、若い人にはたまらないボリューム感。
このぶっかけ丼、おすすめの食べ方が2通りあり、店内に詳しいガイドもあります。
スープを一気にかけて食べるパターンと、段階的に味変を楽しみつつ食べるパターンがあります。
今回は後者で試してみました。
唐揚げは見事な揚げ具合で衣はカリッカリです。やわらかい肉とのギャップが実にいい。「パリッ!パリッ!」と砕けながら肉の中に吸い込まれていく衣の爽快な歯ざわりがたまりません。飲み込む瞬間に、肉の旨みと醤油の香ばしい風味が口の中を席巻します。
一気にかき込みたくなる衝動を抑えて、鶏スープを投入します。鶏の旨みがよく出た、ちょっぴりスパイシーなスープです。スープをすべてかけてごはんを食べてみると、これがちょっと高級な鶏雑炊に変身します。そのまま食べたときはあっさりしている印象だった肉みそが、スープをかけたとたんに別人のような働きぶり。肉みそのほのかな甘みが鶏の旨みを見事にアシストしています。刻み海苔が引き出す磯の風味も手伝って、豊潤な味わいのごはん。もはや唐揚げ版のひつまぶしと言ってはいけないような気になってしまいます。さまざまな旨みがしみ出したスープが唐揚げの衣にもしみ込んで、こちらもまた美味しさ数倍増しです。
ワサビを加えると、やさしい刺激が出てきます。さらに七味を加えると、逆にアグレッシブな刺激が舌を襲います。鶏スープと七味って合うんですねえ。最初から七味をかけて食べればよかったとちょっと後悔の念が芽生えたころにはすっかり完食してしまいました。
店名 | くにちゃんずキッチン |
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住所 | 東京都中央区新川2-1-1 進藤ビル 101 |
電話番号 | 03-5542-0928 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | 日祝日 |
席数 | |
アクセス | 東京メトロ日比谷線・東西線茅場町駅から約4分 |
駐車場 | 不明 |
リンク | https://goo.gl/maps/nFHNwQhqTdDrJHAj9 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。