東京都千代田区|CHINA包菜酒 上海ブギ|辛いけれどもやめられない!ドハマリ続出の超激旨辛のスコヴィルチキンとは

JR市ヶ谷駅から徒歩3分ほどにある『CHINA包菜酒 上海ブギ』
JR市ヶ谷駅から徒歩3分ほどにある『CHINA包菜酒 上海ブギ』

1980年代に始まったと言われる激辛ブーム。近年では激辛マニアが増え、もはやブームではなく安定的に支持されるジャンルのひとつになっている感があります。激辛スナック菓子や激辛ラーメン、激辛カレーなどさまざまなメニューがありますが、その流れは唐揚げ界ももれなく巻き込みました。”激辛唐揚げ”は存在し、ファンも少なくありません。
東京・市ヶ谷にある『CHINA包菜酒 上海ブギ』は、何を食べても美味しいと評判の中華料理店。こちらには激辛マニアたちに好評の激辛唐揚げがあります。その名も「スコヴィルチキン」。唐辛子に含まれる辛味成分の割合を測定したものをスコヴィル値といい、それがネーミングの由来になっています。こう聞いただけで、食べる前から激辛具合が想像できてしまいますね。

スコヴィルチキン・特大8ピース
スコヴィルチキン・特大8ピース

スコヴィルチキンは特大4ピース(半羽・880円)と特大8ピース(一羽・1,680円)があり、辛さのレベルも〈シャープな辛さ〉の1スコヴィル、〈ホットな辛さ〉の2スコヴィル、〈辛い、むしろ痛い〉3スコヴィルの3段階から選べます。1スコヴィルだと物足りない気がし、かと言って3スコヴィルにトライする度胸がない私は、特大8ピースを2スコヴィルでオーダーしました。

オリジナルのガンラーがたっぷりとふりかけられています
オリジナルのガンラーがたっぷりとふりかけられています

待つことおよそ20分、特大8ピースのスコヴィルチキンが登場です。ドドンと盛られた約1kgのスコヴィルチキン。スパイシーな香りがマスク越しにガンガン攻めてきます。唐辛子と四川山椒をミックスして作られたオリジナルのガンラー(四川唐辛子調味料)がどっさりふりかけられ、赤みがかった燃えるような色彩に、思わず私も闘志の炎がメラメラ。
ひと口食べると、衣のパリっとした食感が伝わってきます。それがガンラーと混じり合ってバリッとした歯ざわりに。実に美味しい衣で、揚げ具合が絶妙なのがわかります。辛さの中から肉の旨みがじわじわとしみ出してくるよう。

手羽元。たっぷりのガンラーと一緒に食べるとバリッとした爽快な食感です
手羽元。たっぷりのガンラーと一緒に食べるとバリッとした爽快な食感です

ブツ切りにしてあるのか、ほとんどが骨付き。やはり肉は骨付きに限ります。しっかり揚がっているので、小さい骨ならバリバリかじって食べることもできます。
しかしこれだけふりかけられたガンラーが、それで許してくれるはずがありませんでした。ふた口目あたりから、辛さの容赦ない攻撃にさらされ始めます。辛い!とにかく辛い!でも美味いから止まらない!一瞬にして全身が汗まみれ。毛穴という毛穴が、決壊した堤防のようにためこんだ汗を放出してきます。まさに汗腺崩壊。のどに突き刺さるような辛さの刺激。舌も唇も熱した鉄棒を押し当てられたかのようです。あまりの辛さに涙まで出てきてしまう始末。涙腺まで崩壊させてしまうスコヴィルチキン、水の応援なしではさすがに食べ続けられません。いや、応援というより救援でしょうか。

手羽先。骨付きですが、肉の骨ばなれがいいので食べやすい!
手羽先。骨付きですが、肉の骨ばなれがいいので食べやすい!

辛さもスゴいが旨みもスゴいので、なんとか完食。これは病みつきになってドハマリする人がいるのも納得。超激旨辛の唐揚げで、ある一線を越えたところで辛さが単なる苦痛ではなく徐々に快感に変わっていくのがわかりました。
食べ終えてからも全身がジンジンと痺れるようです。全身汗だくで、このままお店の外に出ると、ゲリラ豪雨にでも遭遇した人のように見られてしまいかねません。とにかく水を3~4杯飲んで、舌やのどを”消火”します。舌の上でくすぶる”炎”を抑えつつ、店外に出て数十秒ほど歩いたところでビックリ。さっきまで口の中を支配していた焼けるような刺激が消えているではありませんか!あれだけ噴き出していた汗もピタリと止まっています。まるで何事もなかったかのよう。こうなるともう一度スコヴィルチキンを食べてみたくなり、思わず踵を返してお店に戻りかけた私です。
このスコヴィルチキン、唐揚げ好きの激辛マニアにはぜひ一度味わってほしいところですが、相当な辛さなのでくれぐれもご注意を。こちらのお店には手作り餃子や点心、北京ダックなどもあるので、それらと一緒に味わうのがいいかもしれません。

 

(取材年月日:2022年6月20日)

JR市ヶ谷駅から徒歩3分ほどにある『CHINA包菜酒 上海ブギ』

CHINA包菜酒 上海ブギ

[住所]東京都千代田区九段南4-7-17 市ヶ谷杉喜ビル1・2F

公式サイト

松本 壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。