東京都杉並区|大分居酒屋 まな愛 MANAMANA|鶏肉好きは一食の価値アリ!大分県人が揚げる唐揚げ&鶏天が味わえるお店が東京に登場!
大分県出身者が営む大分料理のお店
JR西荻窪駅北口から徒歩1分ほど。そこに首都圏在住の大分県出身者に大人気のお店があります。その名は『大分居酒屋 まな愛 MANAMANA』。大分の郷土料理でお酒を楽しめる居酒屋さんで、店主の長門真奈さんは大分県佐伯市の出身です。
大分県といえば唐揚げや鶏天が名物ですね。県北エリアには“からあげの聖地”の中津市と“からあげ専門店発祥の地”の宇佐市があり〈唐揚げ県〉と言ってもいいのではないかと思えてしまうところです。
九州甘口醤油を使った王道系唐揚げ
大分県出身の店主が揚げる唐揚げと鶏天、期待が高まりますね。さっそくいただいてみましょう。ディナータイムに提供されているのは「大分中津唐揚げ」と「大分とり天」(各4個・いずれも750円)。今回は特別にそれぞれ2個ずつ盛り付けてもらいました。
唐揚げは九州の甘口醤油で味付けし、片栗粉をまぶして2度揚げしています。1個40~50gほどの大きめサイズ。ザクッとした歯ざわりで、おこげが香ばしい王道系唐揚げです。肉はフワッとした柔らかさの中にかすかな弾力もあり。とにかく衣が美味しい唐揚げで、口の中で肉汁と混じり合いながらジワジワと溶けていく感覚がいい!肉の旨みと衣の香ばしさがいつまでも舌の上に残ってその風味を楽しませてくれます。
衣にビールをブレンドした鶏天
鶏天の衣は片栗粉、小麦粉、卵、そしてなんとビールをブレンドしています。辛子ポン酢を付けていただきます。まずはそのままでガブリ。「シャリッ!」と歯の上ですり潰されていくような爽快な食感です。ビールを使っているせいか、普通の鶏天に比べてコク深さがあります。辛さひかえめ、酸味爽やかな辛子ポン酢が味を引き締めて爽快な風味が増します。
スパイス唐揚げ&鶏天も近々メニュー化
さて、こちらでは近々新メニューとしてスパイス唐揚げとスパイス鶏天も提供を開始するとのこと。ひと足先に各1個ずつ試食させていただきました。パプリカ、ターメリック、クミン、コリアンダーと4種類のスパイスをブレンドしているとのこと。ピリッとくる刺激的な味を想像していましたが、いざ食べてみると辛さはほとんど感じず、むしろ甘みさえあるような印象があります。
それより驚いたのはスパイス鶏天。スパイスのきいた唐揚げはよく目にしますが、鶏天は初めてです。おそらくこちらのお店でしか味わえないのではないでしょうか。この鶏天も辛さはほとんどなく、むしろコクがあって辛子ポン酢なしでも十分美味しい!正式メニュー化が楽しみです。
ランチタイムでは唐揚げと鶏天、いずれも定食で楽しむことができます。店内では大分県関連の商品なども販売しているので、興味のある人は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(取材年月日:2024年2月28日)
松本 壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。