東京都葛飾区|唐揚専門 東京 丸武商店|味のバリエーションが豊富!カラアゲ二ストのプロレスラーが営む唐揚げ専門店とは

 
JR常磐線・綾瀬駅から徒歩10分ほどにある『唐揚専門 東京 丸武商店』

プロレスラーが営む唐揚げ専門店

東京・綾瀬にあるテイクアウト専門の『唐揚専門 東京 丸武商店』は新日本プロレスリングのBUSHI選手が営むお店です。日本唐揚協会認定カラアゲニストでもあるBUSHI選手が2013年に地元である綾瀬にオープンした当店、お客さんの中には遠方からわざわざ訪れるプロレスファンもいるそうです。
こちらは唐揚げの味のバリエーションが豊富です。プレーンのほか、ピリ辛、味カレー、のりしお、コンソメなどの単品メニューだけでなく、期間限定唐揚げやお弁当や丼物も充実しています。

唐揚げはこのような口の開いた袋で提供されます。湯気が適度に逃げていくので食感が保たれます

唐揚げ、いざ実食!

今回いただいたのは「からあげ」(プレーン、2個・320円)のほか、とくに人気だという「熟成壷唐」(2個・350円)と「コンポタ」(2個・350円)。まずはプレーンからいってみましょう。衣が独特のルックスです。プロレスラーらしい硬派なガリザク系の食感をイメージしてしまいますが、意外にもサックリ感があり、軽やかな歯ざわりです。醤油ベースの味付けですが、あっさりとしていて肉の旨みがしっかりと味わえます。1個あたり60gほどはありそうなジャンボ唐揚げで食べごたえも十分。このサイズ感にプロレスラーならではの豪快さを思わず感じてしまいます。1個食べるとその分、元気になりそうな気にもなってきました。

「からあげ」(プレーン)はその硬派なルックスとはギャップのある味わい(写真は4個)

熟成壷唐はムネ肉を使った唐揚げです。塩麴に72時間以上じっくりと漬け込んで熟成させているそう。そのため肉質は柔らかく、ムネ肉らしい弾力があります。弾力と言っても歯を弾き返すようなものではありません。モモ肉にはない独特の食感で、前歯を軽く入れていくとザックリと噛み切れて口の中に吸い込まれていくようです。旨み十分、肉汁たっぷり。女性に人気の唐揚げとのこと。肉汁豊富なムネ肉唐揚げは滅多にお目にかかれません。

「熟成壷唐」は塩麴にじっくり漬け込んだムネ肉を使用。肉汁もたっぷりです

続いてコンポタ。顔を近づけただけでクリーミーなやさしい香りが漂ってきて、鼻がとろけそうに。コーンポタージュ味のスパイスをふりかけていて、これが実に斬新な味わいです。ミルキーな甘さがあり、それが肉の味とケンカすることなく見事に調和していて絶品です。甘辛系の唐揚げはこれまで何度も食べてきましたが、それらとはまるで異なる風味。これはこれで美味しい!子どもが喜びそうな唐揚げです。唐揚げと汁物の相性の良さは以前から言われていることですが、このコンポタを食べていると「コーンポタージュスープに唐揚げをディップして食べたら美味しいかもしれない」などと妄想もふくらんでしまいました。唐揚げのポテンシャルの高さを再認識できる逸品です。

「コンポタ」は甘くミルキーな味わい。かなり斬新ですがこれはこれでアリ!

アスリートならではのこだわり

ところで「身体が資本」のアスリートは食べ物にも人一倍気を使うといいます。また遠征などで各地を回るため、ご当地ならではの美味しいものを食べる機会も多いようです。そのため「味へのこだわり」が強い人もいて、アスリートの営むお店は美味しいものに出会える確率が高いとも言われます。こちらの丸武商店も、豪快な見た目とは裏腹のやさしい味わいのプレーン唐揚げ、アスリート好みのムネ肉を見事なまでに美味しく仕上げた熟成壷唐、そしてコンポタなど、ほかではちょっと味わえない唐揚げに出会えます。きっとBUSHI選手ならではの「こだわり」があるのでしょうね。

プロレスラー・BUSHI選手が営むお店らしく、店内にはプロレス関連グッズがちらほら

(取材年月日:2023年3月17日)

唐揚専門 東京 丸武商店

[住所]東京都葛飾区小菅4-21-9 吉田ビル103
[電話]03-3838-2402

店舗情報 Webサイト

松本 壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。