東京都日野市|太陽から揚げ店| 1枚130g!? 探究心旺盛な店主が作ったジャンボ唐揚げの原点は”おふくろの味”

京王線・百草園駅から徒歩5分ほどにある『太陽から揚げ店・東京本店』
京王線・百草園駅から徒歩5分ほどにある『太陽から揚げ店・東京本店』

2020年に東京都日野市にオープンした『太陽から揚げ店』は、もともとはテイクアウト専門の唐揚げ店。今年11月からはイートインもスタートさせており、名物はジャンボサイズの唐揚げです。昨年には静岡県熱海市にもテイクアウトの店舗をオープン、熱海市内で唐揚げ専門店が珍しいこともあって現地でも好評のようです。

ランチタイムで人気の「ジャンボから揚げ定食」
ランチタイムで人気の「ジャンボから揚げ定食」

今回お邪魔したのは日野市の東京本店。ランチタイムでも人気の「ジャンボから揚げ定食」(1,050円)は、目の前に運ばれてきた瞬間に唐揚げのデカさに度肝を抜かれます。店主の草下竜一朗さんによると「1枚あたり130g前後はありますね」とのこと。それはデカい!デカ過ぎる!それが2枚も盛り付けられています。総重量は約260gというところでしょうか。最大幅が14~15cmほどもあり、箸ではなくナイフとフォークのほうがいいのではないかと思ってしまうサイズとルックスです。

唐揚げは1枚約130g。割り箸と並べてみるとその大きさがわかります
唐揚げは1枚約130g。割り箸と並べてみるとその大きさがわかります

箸で持ち上げると、腕に伝わるズッシリ感。そのまま豪快にかぶりつきます。まずは衣。「シャリッ!」と爽快な食感です。奥歯の上でシャリシャリという音を奏でながらじっくりととろけていくよう。肉汁たっぷりの肉はふっくら食感。濃厚な旨みが十分に湛えられてられており、それが口いっぱいにじんわり広がっていく印象です。飲み込んだあとも、旨みが舌の上に残って、白いごはんを一気にかき込みたくなる味わい。見た目の豪快さとは裏腹に、とても上品で繊細な唐揚げだと感じました。

箸で持ち上げるのにも力がいる?重量感があって食べごたえもありそうです
箸で持ち上げるのにも力がいる?重量感があって食べごたえもありそうです

イートインのランチタイムを過ぎても、お弁当が目当てのお客さんが絶えません。そのお客さんのほとんどが「ジャンボから揚げ弁当」(750円)をオーダーします。熱海店でも大人気というこのお弁当、定食と同じサイズのジャンボ唐揚げが2枚!フタが閉まらないデカ盛り弁当です。

名物の「ジャンボから揚げ弁当」。フタが閉まらないデカ盛り状態です
名物の「ジャンボから揚げ弁当」。フタが閉まらないデカ盛り状態です

定食もお弁当も、そのボリュームに圧倒されて完食できるか不安になってしまいますが、意外や意外、ペロリと食べられてしまいます。衣には余分な油が残っておらず、さっぱりとしています。もたれることもなく、お腹が空いているときならばむしろ物足りなく感じるかもしれません。
最近は唐揚げのサイズアップ化がトレンドになっています。以前は30~40gほどの唐揚げが一般的でしたが、ここ数年は50~60gの唐揚げもザラ。唐揚げは大きくなるほどジューシーに仕上がると言われています。小さくしようとして肉を切り分けると断面が増え、旨みも逃げてしまいやすくなるようです。唐揚げのサイズアップ化というのは単に見栄えにこだわったものではなく、美味しさを追求した結果なのでしょう。
さて店主の草下さんは全国各地の唐揚げを食べ歩き、自身が「ウマい!」と思える唐揚げを見つけながら味の研究を重ねてきた人です。そして現在、お店で提供している唐揚げは草下さんのお母様が作っていた唐揚げがその原点にあるのだとか。このような”おふくろの味”を原点とする唐揚げは意外に多く、専門店でもときどき見られます。各家庭ごとの独自の調理法やこだわりは、簡単には真似ができないものなのかもしれません。家庭の数だけ味があるということでしょう。

 

(取材年月日:2022年12月10日)

京王線・百草園駅から徒歩5分ほどにある『太陽から揚げ店・東京本店』

太陽から揚げ店

[住所]東京都日野市三沢1-5-8
[電話]080-7126-0770

公式Instagram

松本 壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。