唐揚げのライバル、フライドチキン

韓国発のフライドチキン店に行ってみた

『bb.q OLIVE CHICKEN cafe』は、世界25か国に2,500店舗を展開する韓国発のフライドチキンのお店。日本国内にも東京や大阪などに22店舗を構えています。
こちらの大きな特徴は揚げ油。植物性100%のノンコレステロールオイルに、特殊な濾過技術で純度を高めたエキストラバージンオリーブオイルを配合した特製オイルを使用しています。ヘルシーなフライドチキンを味わえるのです。
今回は、ポンテポルタ千住店に訪問してきました。

まずオーダーしたのは「選べるチキンボックス」（4ピース・1,360円）。好きな2種類のチキンを2ピースずつ選べるもので、私は「オリーブチキン」（骨付き）と韓国の”ご当地唐揚げ”とも言われる「ヤンニョムチキン」をセレクト。
さらに欲張ってササミを使った「オリーブチキンフィンガー」（3本・350円、好みのディップソース付き）もオーダー。ソースは「チーズリングパウダー」でいただくことにしました。

さっそくオリーブチキンフィンガーから。衣が爽快なまでにサックリしています。脂っぽさがまるでありません。さすがヘルシーな揚げ油にこだわっているだけのことはあります。ササミを使っているので肉もあっさりしていますが、旨みが感じられます。そして何よりも衣が美味しい!爽やかな風味と食感で、肉とうまく融合してくれます。チーズリングパウダーを付けると甘くミルキーな風味が加わります。

オリーブチキンは骨付きなので肉の旨みが十分。軽やかなサックリ衣を突破すると、我が前歯はたっぷりの肉汁に包まれてしまいました。コクのある旨みがしみ出した肉汁に、ドライ感のある衣がじわじわと溶かされていきます。ちょっぴりスパイシーな味に食欲も急加速。

ヤンニョムチキンは期待通りの“甘辛旨い”味わいです。口の中でソースが肉となじみ始めるともう止まりません!ほどよい甘さと辛さで、ホイホイと平らげてしまえます。残った骨を見て「もう2個くらいはいける?」などと思ってしまうほど。これは白いごはんに合わせても美味しく食べられるな…などと思っていたら、メニューに「ヤンニョムチキンライス」というものがありました。いやあ、さすがにこちらの期待を先取りしてくれていますね。
ひと通り食べ終えると、一番人気のドリンク「生搾りレモネード・スパークリング」（R・290円）で口の中をさっぱりさせます。チキンは脂っぽさがないのでもたれる感じもありません。大きめサイズのチキンですが、けっこうな個数を食べられるのではと確信しました。

ボーダーレス化が進む唐揚げとフライドチキン

ところで大きめサイズ…といえば冒頭のお話。唐揚げとフライドチキンの相違点として、そのサイズ感が挙げられることがあります。唐揚げに比べてフライドチキンは1個が大きめだと言われていましたが、最近はジャンボサイズ唐揚げも珍しくありません。やはり両者のボーダーレス化は進んでいるのかもしれません。

（取材年月日：2023年2月21日）

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