東京都港区|唐揚げ一筋| これでもか!と盛られた唐揚げの山!「そこに唐揚げがあるから」という境地にしてくれるデカ盛り唐揚げ丼

 

東京・赤坂見附駅の地上出口を出て少し歩くと、突如目に飛び込んでくる〈唐揚げ食べ放題〉の文字。
唐揚げ好きならば思わず足を止めてしまうでしょう。その魅惑的な7文字に釣られるように、視線を上に向けると『唐揚げ一筋』という看板が。唐揚げへの強い愛とこだわりを感じさせる、頼もしい店名です。
ここは中国・ハルピン出身の劉喜志さんが営むお店。昼は定食メニューが充実した食堂として、そして夜は居酒屋として界隈のビジネスマンを中心に人気のお店です。

何とも魅惑的な7文字。唐揚げ好きなら引き寄せられるはず
何とも魅惑的な7文字。唐揚げ好きなら引き寄せられるはず

ランチタイムの目玉「デカ盛り唐揚げ丼」

日本で食べた唐揚げの美味しさに魅せられた劉さん。全国各地の唐揚げを食べ歩いて研究し、2016年、脱サラしてこのお店をオープンしました。
こちらのランチライムで人気なのが「デカ盛り唐揚げ丼」(1,000円)。もちろん唐揚げは食べ放題です。他のメニューには目もくれずにこのデカ盛り唐揚げ丼をオーダーしました。店内に流れる1970~1990年代の歌謡曲を聴きながら、「今から唐揚げが入っていくぞ」と胃袋に言い聞かせつつ待つことにします。

赤坂見附駅から徒歩1~2分ほど。唐揚げへの愛情とこだわりを感じる店名です
赤坂見附駅から徒歩1~2分ほど。唐揚げへの愛情とこだわりを感じる店名です

数分後に目の前に運ばれてきたデカ盛り唐揚げ丼、本当に唐揚げがデカ盛りです!いやもう唐揚げの”山”とでも言うべきでしょうか。うっかりしていると崩壊してしまいそうな唐揚げの山。マスク越しでもいい香りが漂います。雑念から解放され「そこに唐揚げがあるから」という境地に達してしまった私。さっそく唐揚げにかぶりつきます。

唐揚げ丼のほか、味噌汁、サラダ、漬物、おろしポン酢がついてきます
唐揚げ丼のほか、味噌汁、サラダ、漬物、おろしポン酢がついてきます

味付けは正統派でも大きい!

1個あたり50~60gほどはありそうなジャンボサイズ唐揚げです。ザクッとした歯ざわりの衣がウマい!衣の美味しい唐揚げは信用できます。鶏のモモ肉を醤油ベースの秘伝の漬けダレに数日間漬け込んでいるそうで、あっさりしていますが肉の旨みと弾力ある食感がたまらない味わい。誰もが好む、正統派唐揚げという印象です。これを食べ放題で楽しめるというのはありがたい。

これで唐揚げが10個!ほとんど”唐揚げの山”です
これで唐揚げが10個!ほとんど”唐揚げの山”です

メニューには「最初は唐揚げが6~8個乗っています」と書かれていますが、私のものには大小あわせて10個の唐揚げが。そのすぐ下のごはんにも唐揚げの味がしっかり乗り移って、これまた美味。ホカホカごはんと揚げたて唐揚げは相性がいいですね。おろしポン酢を付ければ、さっぱりとした味わいに変化します。これはかなりの個数を食べられそうです。

衣が抜群に旨い唐揚げで、味付けはあっさりめの印象です
衣が抜群に旨い唐揚げで、味付けはあっさりめの印象です

おかわりは自由!

10個の唐揚げを完食し、おかわりをオーダーしました。店員さんに「何個にしますか?」と聞かれ、少し考えて3個お願いしました。食べ放題とはいえ無理は禁物です。お腹のコンディションと相談しつつ食べる量を決められるのも、食べ放題の醍醐味でしょう。

追加唐揚げ3個。これまたジャンボサイズ!
追加唐揚げ3個。これまたジャンボサイズ!

ところで最近はデカ盛りメニューが人気のようです。ラーメンやカレー、丼物やスイーツに至るまで、さまざまなジャンルでデカ盛りが登場しています。唐揚げのデカ盛りメニューも多いのですが「揚げ物のデカ盛りはキツい…」なんて声を耳にすることも。
しかしこちらの唐揚げは”残留揚げ油”感がなく、すっきりとした口当たりで、もたれることもありません。デカ盛り・食べ放題にはうってつけの唐揚げです。フードファイターと呼ばれる皆さんにもぜひ一度味わってほしいデカ盛り唐揚げ丼です。

(取材年月日:2022年9月22日)

何とも魅惑的な7文字。唐揚げ好きなら引き寄せられるは

唐揚げ一筋

[住所]東京都港区赤坂3-20-9 岩澤ビル 2F
[電話]03-3584-2345

店舗情報 WEBサイト

松本 壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。