東京都台東区|からあげ家 奥州いわい 秋葉原本店|アキバ名物!自社飼育の銘柄鶏を使用した「室根からあげ」&「アキバ唐揚げ」
自社飼育した銘柄鶏に合うレシピを考案して完成させた「室根からあげ」

こちらを運営するのは、岩手県一関市室根町に拠点を置く株式会社オヤマ。銘柄鶏・奥州いわいどりの飼育から販売までを一貫体制でおこなっています。その奥州いわいどりを使った「室根からあげ」(5個・450円)がこちらの一番人気。飼料や飼育環境にこだわって生産し、その鶏の特徴を理解したうえで完成させた唐揚げです。唐揚げ専門店で鶏肉から自社で生産しているところはかなり珍しいですね。しかも肉を生産してから、それに合ったレシピを考案して唐揚げを作るというのは、なかなか真似できることではありません。さっそくその「室根からあげ」をいただきます。
ジャンボサイズで薄衣、コク深い肉のうま味にノックアウト!

衣に歯を立てると「シャリッ!」という爽快な食感。軽やかな咀嚼音が骨伝導で伝わってきます。唐揚げは“音”で食欲を刺激してくれることがありますが、揚げ音と並ぶ最強の食欲促進音は、やはりこの咀嚼音でしょう。

衣が肉汁と溶け合うように崩れ、うま味とともにのどの奥に吸い込まれていく瞬間の名残惜しさ。舌の上に残ったうま味の余韻に引きずられるように、次の1個に思わず手がのびてしまいます。
磯の風味も感じる秋葉原のご当地唐揚げ

ムネ肉とは思えないしっとり、そしてほっくりした食感で、青のりとかつおだしが磯の風味をさわやかに演出しています。ブラックペッパーのピリッとした刺激が味全体を引き締めている印象です。スナック菓子感覚で食べられそうな唐揚げですが、お酒のおつまみにもいいかもしれません。

ところで今回ご紹介した「室根からあげ」はECサイト「奥州いわいネット」でお取り寄せもできます。全国の唐揚げファンが、わざわざ秋葉原まで足を運ぶほどの唐揚げですが、自宅で気軽に楽しむこともできるのは嬉しいですね。
(取材年月日:2021年11月26日)

からあげ家 奥州いわい 秋葉原本店
[住所]東京都台東区浅草橋4-16-5染谷ビル1F[電話番号]03-3865-8181

松本 壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。