神奈川県川崎市|いろから|味付けにカツオだし、衣にパン粉。新鮮な味わいの唐揚げを『いろから』で

2種類のパン粉をブレンドした衣の食感は爽快そのもの

東急田園都市線・宮崎台駅から徒歩数分にある『いろから』

東急田園都市線・宮崎台駅から徒歩数分にある『いろから』

最近は“だしベース”の唐揚げが増えており、中でもアゴだしは多用されています。しかしいち早く味付けに魚介系のだしを取り入れたお店が神奈川県川崎市にあります。その名も『いろから』。文字通り、いろいろな味の唐揚げを味わうことができ、現在は9種類の唐揚げが用意されています。しかも衣にはパン粉を使用しているとのこと。ちょっと珍しいですよね。これらのうち、今回は「いろからあげ」と「柚子胡椒」(各100g・324円)、そして「塩だれ」(100g・388円)、そして鶏皮を揚げた「いろからチップス」(108円)をいただくことにしました。

右から「いろからあげ」「柚子胡椒」「塩だれ」

右から「いろからあげ」「柚子胡椒」「塩だれ」

「いろからあげ」はカツオだしがコク深い味を演出。「柚子胡椒」はクール感満点

まずは一番人気の「いろからあげ」。カツオだしを使った和テイストの唐揚げです。パン粉の衣はサックリとした食感。ひと口ガブリといくだけで、カレーパンを食べたときのような鋭い感覚に包まれたのですが、それもほんの一瞬。すぐにホロホロと崩れていき、肉となじんでいきます。片栗粉やタピオカ粉などの衣にはない新鮮は歯ざわりで、余分な油も一切残っておらず、爽快な食感を楽しめます。「パン粉は細かいものと粗めのものをブレンドしているんですよ」と店主の友部敦志さん。試行錯誤の末、絶妙な配合にたどり着いたのだとか。

「いろからあげ」。1個40g近くはありそうな大きめサイズ

「いろからあげ」。1個40g近くはありそうな大きめサイズ

肉はかなり柔らかい。いや、相当に柔らかい。箸でつまむとき、力を入れ過ぎるとパックリ真っ二つに割れてしまいそうなほどに。衣を突破した歯が肉に少し触れただけで、とろけるように崩れ、そこにカツオの風味が一気に押し出されてきます。う~ん、うまい!アゴのすっきりした風味もいいのですが、カツオのコク深いうま味もいい!鶏肉のうま味との相性もバッチリで、100gをあっという間にペロリと完食してしまいました。
「柚子胡椒」は柚子の爽やかさが口いっぱいに広がる、ちょっとクールな感じの唐揚げ。ピリッとした辛味がアクセントになり、食欲をかき立てます。肉の隅々にまでその風味がしっかり溶け込んでいるようで、咀嚼のたびに美味しさがレベルアップしていくようです。

口腔温で溶けてしまいそうなほどの肉の柔らかさ!

「塩だれ」は口に入れただけで溶け始めるように柔らかい

「塩だれ」は口に入れただけで溶け始めるように柔らかい

「塩だれ」も塩味が生き生きとしています。なんと味付けには砂糖も使っているそうで、それが隠し味になっているのか、塩の美味しさが際立ちます。そしてこれまた柔らかい肉に脱帽。歯を立てずとも、口腔温で溶けてしまいそうです。

「いろからチップス」。食べ始めると止まらなくなります。おやつにもいける!

「いろからチップス」。食べ始めると止まらなくなります。おやつにもいける!

「いろからチップス」は、食べ始めると止まらなくなるパターン。私もハマッてしまい、お土産に買ってしまったほど。パリッとした歯ごたえの中にかすかなトロリ感。鶏皮のうま味を感じることができます。
さて店主の友部さんによると、最近はコロナ禍でイベントなどへの出店が激減しており、かなり厳しいとのこと。それでも「ご近所の皆さんが支えてくださっていますから」と話します。地域密着型の唐揚げ専門店といったところでしょうか。現在の唐揚げラインナップは9種類ですが、友部さんの力強い言葉に、今後さらに増えていきそうな予感を抱きました。
(取材年月日:2021年9月10日)

いろから・川崎宮崎台店

いろから 川崎宮崎台店

[住所]神奈川県川崎市宮前区宮崎2-11-5 ドリームコーポ104
[電話番号]044-948-6690

WEBサイト

松本 壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」大分県中津市。年間のからあげ摂取量は300食以上。『食楽web』(徳間書店)、『bizSPA!フレッシュ』(扶桑社)などでからあげの取材記事を担当する。