結城屋
西武多摩湖線の一橋学園から徒歩2分、南口から降りると近い。鉄道に沿って走る道路、市役所西通りを南下して三番目の角にある精肉店である。
周辺は大学街の面影を色濃く残している。大衆居酒屋や昭和を感じる街並みは健在で、来るたびに謎の活気を感じる。
結城屋は精肉店らしく各種肉の並ぶ右端に惣菜として揚げ物が並べられる。
くもんの帰りにもらっている交通費で毎週こっそり買っていた記憶が蘇るようなノスタルジーと共に佇んでいる。
店の奥にいる店主に
「唐揚げください。100gずつで買うんですか?」と聞くと「コンビニでも売ってるだろ」というような言葉が返ってきた。
「こっちの方が美味しそうなんで」と返すと、ちゃんと用意してくれた。少しハラハラした。
店主が唐揚げをトングで持ち上げて、薄手の袋に入れ、それを計量器の上に載せる。
「はい、151円」
2個で95gだったらしい。1円がないので150円にまけてくれた。
「まけとくね」というやりとりをしたのはいつぶりだろう。新鮮だった。
惣菜類のラインナップは他も豊富。和牛メンチカツ、トリチーズ巻き、男爵コロッケ、豚ロースカツ、アジフライ、串がつ、チキンカツ、そして天ぷら。
価格は100~150円前後で買える。こうゆう買い食いが私はたまらなく好きである。
冬に陽が落ちた夕方行ったので売り切れている商品もあった。人気の証拠だ。なお個人店らしからぬ20:30まで営業するらしい。仕事帰りの需要にも応える。
豚ロースカツ291円は食卓でメインディッシュになるハイボリューム。もし懐古する過去にここで買い食いをしていたら、ロースカツが私の最上級の贅沢品の座に座っていたに違いない。
唐揚げはお惣菜として買って返って翌日の朝食にした。
ここの唐揚げは美味しい。醤油ベースの王道で、時間が経ってしまったので湿気ていないか気にしていたが、レンチンで思ったより衣を復活させてくれた。
かぶりついた時、ワンテンポ遅れて脂が染み出す時差がたまらない。2個食べ終わるともっとお腹が空いた。
店名 | 結城屋 |
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住所 | 東京都小平市学園西町1-25-36 |
電話番号 | 042-343-3993 |
営業時間 | 9:30~20:30 |
定休日 | 日曜日 |
席数 | |
アクセス | 一橋学園駅から147m |
駐車場 | 不明 |
リンク | https://goo.gl/maps/bYnyp884uh8hNtRR6 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。