夏休みの自由研究|大好きなお菓子とからあげを一緒に揚げたら最強では説を試してみた

皆さんの好きなお菓子はなんですか?
我が家のおやつと言えば、田舎あるあるではありますが、穫れたて野菜のキュウリやトマトの丸かじりでした。そんな我が家にたまに現れる本物のおやつ。……それこそが、柿の種(祖父の酒のつまみ)とベビースターラーメン(小袋タイプ)でした。

 

幼少期から食べ親しんだお菓子は大人になっても変わらず愛しています。
いえ、大人になったからこそ、冒険して期間限定の柿の種(やみつきの塩だれ)を買ってみたり、ドデカイラーメンを買ったりと、相も変わらず亀田製菓とおやつカンパニーの掌で踊らされ……、いえ、素晴らしい商品開発によって、初めて口にした日から数十年間、ずっと虜のままです。

 

さて話を戻しますが、大好きなものと大好きなものを掛け合わせたらとんでもなく美味しいものが出来るのではないか?という理論に辿り着いたわけです。
もちろん、何の確証もなく作ろうという考えに至ったわけではありせん。
昼下がり、テレビを眺めていたら、お菓子のおかきを砕いてそれを衣代わりに唐揚げを揚げている料理番組があったのです。
完成した唐揚げは見た目も良く、味も申し分なさそうな感じだったため、おかきで出来るなら、ベビースターラーメンと柿の種なら、絶対に美味しいものが作れると謎の確信をもって調理を試みたわけです。

材料
材料

完璧な材料

お菓子からあげの材料。
やみつき塩だれ味の柿の種はビールのつまみはもちろん、日本酒のつまみにも最高だし、ノーマルの柿の種は毎日食べたくなる慣れ親しんだマイホームの味。ベビースタードデカイラーメンは食べやすさと軽快さ、何よりもチキンスープのうまみがギュッと濃縮されて最高の味わいの永遠のマイナンバーワン駄菓子フーズです。
初めて購入したイチビキの塩麹は、この後、我が家の唐揚げ常連調味料になるくらいお肉をふわふわジューシーにしてくれました。
それにしても何も考えずに買った鶏胸肉の安さに今更ながら驚いていますが、用意した食材は最高のものだと思います!

 

そう……、最高だったんです。
けれど、私の浅はかなとある行為が失敗へと導いてしまったのです。
それはズバリ、写真映えを意識した結果でした。
四の五の言わず、とりあえず私が作った柿の種からあげの写真をご覧下さい。

柿の種からあげ
柿の種からあげ

柿の種is何処?
いえいえ、ウォーリーを探せならぬ柿ピーを探せです。
さて、一枚目から失敗の原因がなんとなく分かった方もいらっしゃると思うのですが、柿の種は無謀にも二種類の味で作成しているので、続いてのお味、「やみつき塩だれ味」の柿の種で作成したからあげの写真をご覧下さい。

「やみつき塩だれ味」の柿の種
「やみつき塩だれ味」の柿の種唐揚げ

いや、もう何も言わないで欲しい。
人生において、鶏肉料理でこんなにもひどい見た目のものを作ったのは生まれて初めてです。
高校生の頃、ササミを食べると痩せると聞いて、レンジでチンして中でササミが爆発した以来の衝撃を受けました。
柿の種どこ?というレベルでついていないのですが、これでもマシなものを厳選して撮影しているんです。

 

さて、私の敗因ですが、ズバリ、「写真映えを意識しすぎて柿の種をあまり砕かなかった」ということです。
しっかり砕いていれば美味しい衣になっていたはずなのに、私が写真を撮った時に柿の種が映っていないと伝わらないかもしれないと、ちょっと欲張った考えを抱いてしまったのが……、食材に対して申し訳ない限りです。
お菓子を使ったからあげを作ろうとお考えの方は、是非、SNS映えという文字を頭から打ち消して真剣に叩き潰して粉々にして望んで下さい。
大切なのは映えよりも食材に対する感謝だと、心に強く刻みました。

 

さて、続いてはベビースタードデカイラーメンを使用したからあげなのですが、これはパッと見うまくいっているように映ります。
一先ず、お写真をどうぞご覧下さい。

ベビースター唐揚げ
ベビースター唐揚げ

先に紹介した二種類のからあげより幾分かマシに見えているかと思うのですが、綺麗なサラダ油に美味しそうな茶色の着色をしたのがこちらの食材でした。
おかげでその後揚げたものが、全部、日焼けした褐色肌のように色づいていらっしゃいました。
揚げる順番はよく考えるべきだったと思うと同時に、新品のサラダ油を一度で駄目にしたという衝撃も消し去りたい記憶のひとつです。

 

さて、失敗談をいくつか語ってきたのですが、肝心の食感や味はどうだったのかということも気になっていらっしゃる方もいるでしょう。
あれだけ原型を留めることに注力したのだから、せめて面白い食感であってほしい。
何よりもハッピーなクリスピーであって欲しいと願っていました。
しかし、……かわせない。現実は非情である。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第三部で、最後の敵のDIO以外の最大の強敵であるヴァニラ・アイスに追い詰められたポルナレフのモノローグが脳裏に過ぎりました。

 

結論から言うと、柿の種はさらに揚げて少し硬くなり、ピーナッツも硬くなりました。
顎や歯に自信のない方は、ピーナッツは特に危険です。絶対に食べないで下さい。
味に関しては、イチビキの塩麹に救われ、少し硬いナニカがついた肉本来の味が楽しめる脂っこいトリニクアゲという感じでした。
最早、からあげであることを認めたくない感じです。
やみつきの塩だれ味は、ノーマルの味に比べてよく味がついている感じでスパイシーな味わいがしました。ですが、脂っこいトリニクアゲである事実は変わりません。きっと粉々に砕いて揚げたら一番ビールに合うつまみになったと思われます。

 

さて、最後にベビースターラーメンからあげですが、味は申し分なく美味しいベビースターラーメン味のからあげでした。
ただし、突き刺さるんです。衣が。
これはすべて私の浅はかな考えのせいですが、衣が油を吸ってさらに揚がってしまい、硬くなってしまったせいです。

 

本当に申し訳なく思っておりますが、ベビースターラーメン味のからあげは間違い無く美味しいので、いっそご本家様から唐揚げの素を出して頂きたいです。
絶対に買います。すぐに揚げて食べます。

 

さて、反省点ばかりですが同じ過ちを誰もしないため重要なポイントをおさらいさせて下さい。

 

【反省点】
・SNS映えを意識してお菓子を粉々に砕かなかった。
・柿の種とベビースターラーメンのからあげを作るなら、揚げる順番はまず柿ピーから。
・お菓子からあげという初めての試みに大はしゃぎして個数を考えずに揚げてしまった。

大量に残ったからあげを美味しく頂くために

さて、ちゃっかり最終行に追加させて頂いた、大量に作ってしまったいう失敗を犯した私ですが、翌日から二日かけて美味しく頂いたので簡単に紹介させて下さい。
完全に項垂れていたため写真にも納めなかったのですが、カチカチになったお菓子からあげ(もどき)を、衣をふやかして美味しく頂くことが出来ました。
・ベビースターラーメンからあげをチキンラーメンに入れて食べる
・味噌汁に入れる
・どん兵衛(鴨だし蕎麦)に入れる
・細かく包丁でカットして卵とじにしてトースターにのせる

 

いや、汁に浸したやないかーい!というツッコミが聞こえてきそうですが、そうです。汁に浸してふやかしたら美味しく食べられました。
以前、ケンミンショーで「味噌汁に天ぷらを入れる愛知県民」というが取り上げられたことがあるんですが、実は東三河地方に住む我が家はそれを当然のように行っているため、何の躊躇もなく天ぷらもからあげも容赦なく汁物に放り込みます。
むしろ、翌日の楽しみとしてわざわざ残す程。
というわけで、大失敗に終わったお菓子からあげを囲んで食事をする時は、あまりのショックにからあげが喉も通らなかった私も翌日からは息を吹き返したように美味しく頂くことが出来ました。

 

さて、この夏のトラウマとして書き綴ったお菓子からあげですが、記事として少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。いえ、むしろ私の屍を越えて美味しいお菓子からあげを作って下さる方がいらっしゃることを祈っております。

志賀 みよこ

胃が弱い辛党。週に二回唐揚げ弁当を食べる。唐揚げで好きな部位はもも肉だが、むね肉の唐揚げはいくらでも食べられるのでそちらも捨てがたい。嗅覚で美味しいものを探す野生動物です。