おせちに入れる? おせちに飽きたら? お正月に食べたい唐揚げレシピ

 

お正月におせちを作らないご家庭も最近では増えてきました。唐揚げ好きの皆さんは、おせち料理を食べて過ごされますか?それとも、お正月も唐揚げを食べて過ごされますか?
今回は唐揚げ好きの皆さんに、おせち料理にも最適な唐揚げのレシピを紹介したいと思います。
おせちに唐揚げ?と首を傾げるかもしれませんが、ご家庭によってはおせちに唐揚げをいれるというところも多いようです。また、デパートや料亭が売り出すおせちに唐揚げが入っていることもありますね。
そして、やはりおせち料理として作るからには縁起を担ぎたいところ。ご紹介するレシピは、縁起を担いだ食材も使いつつ、冷めても日が経っても美味しい唐揚げレシピです。

 

また、おせちの残り物で作るリメイク唐揚げや、おせちに飽きたころに食べられるよう手軽に用意できる唐揚げの作り方についても紹介しています。
この記事を読んで、ぜひ美味しい唐揚げとともにお正月を楽しんでくださいね!

鶏の唐揚げの黒酢あんかけ

材料(3~4人前)

・鶏のもも肉300g
・ピーマン3個
・パプリカ1個
・レンコンの水煮80g
・唐揚げ粉
・黒酢あんかけのもと

黒酢あんかけのもとはパウチ入りのものを使うと便利です。

黒酢あんかけのもとはパウチ入りのものを使うと便利です。

材料

作り方

1.ビニール袋に唐揚げ粉とひとくち大に切った鶏肉を入れて肉に粉を揉み込み、5分おく。

ビニール袋に唐揚げ粉とひとくち大に切った鶏肉を入れて肉に粉を揉み込み、5分おく。

2.油を170~180℃に熱し、1の鶏肉を揚げる。

油を170~180℃に熱し、1の鶏肉を揚げる

3.ピーマンとパプリカを乱切りに、レンコンをいちょう切りにする。
4.フライパンを熱し、油をしいて3の野菜を炒める。

フライパンを熱し、油をしいて3の野菜を炒める。

5.野菜に火が通ったら唐揚げと黒酢あんかけのもとをフライパンに入れて黒酢あんを全体に絡める。

黒酢あんを全体に絡める。

おせちにオススメしたい理由

鶏の唐揚げの黒酢あんかけはフライパンひとつでとても簡単に作れます。
このレシピがどうしておせちにオススメなのか。今度はその点についてご説明いたしましょう。

理由1:日が経っても美味しい

下味のついた唐揚げをさっぱりとした黒酢あんに絡めているので、味付けはとてもしっかりしています。次の日に食べても美味しいですよ。
また、黒酢あんで衣が包まれているので時間が経ってもパサパサにりません。

理由2:縁起のいい食材が入っている

今回のレシピには「レンコン」と「黒酢」という縁起担ぎの食材が入っています。レンコンは「将来の見通しが良くなる」という縁起を担いだ食材ですし、黒は魔よけや邪気払いの色として縁起を担いでいます。黒酢を絡めたレンコンはシャキシャキと歯ごたえもよく、唐揚げと一緒に食べると深みのある味わいが楽しめますよ。

理由3:彩りがいい

おせちには緑色の食材が少ないため、ピーマンの鮮やかな彩りがあると目を惹きます。ナンテンの葉を飾りにすることもありますが、せっかくなら食べられるもので緑を添えてみるのはいかがでしょう?

ピーマンの彩りが重箱の中を華やかにしてくれます

ピーマンの彩りが重箱の中を華やかにしてくれます

理由4:子どもウケする

おせち料理が苦手、というお子さんもいらっしゃるかと思います。鶏の唐揚げが一品入っていることで、そんなお子さんにもおせちを美味しく食べてもらうきっかけになるかもしれません。
また、今回はおせち料理ということで縁起物のレンコンを入れていますが、野菜はジャガイモやタマネギでも美味しく仕上がります。

おせちの残り物を唐揚げにリメイク

おせちで余りがちな食材をリメイクする時にも、唐揚げという調理法はうってつけです。
理由は3つあります。

 

理由1:食感が変わる

人参やごぼうなど、野菜は特に煮物で出てくることが多いおせち料理。
その汁気や柔らかな食感に飽きてしまって箸をつけなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな野菜の煮物も、唐揚げにリメイク可能です。
汁気を取ってカラッと揚げると食感も変わって食べやすくなります。

理由2:手間がかからない

既に調理済みのものを唐揚げにリメイクするので、味付けを考える必要がありません。
味を変えたい時はカレー粉をまぶしてみるのもおすすめです。正月らしい和風の味を意識するのであれば、梅パウダーや柚子の果汁を使ってみるのもいいですね。

理由3:温かい料理になる

冷製のおせちを食べ続けていると、温かい料理が恋しくなってしまうこともあります。
冷たい料理に飽きてしまったという時にも、単なる温め直しではなくぜひ一手間加えて唐揚げにリメイクしてみてください。

どんな食材を唐揚げにするのがおすすめか

唐揚げにするにも相性があります。唐揚げリメイクに向いている食材は以下のとおり

くわい

おせちでしか食べないという方もいらっしゃるかもしれませんが、くわいは揚げ物にするとホクホクとした食感が増してとても美味しい野菜です。
おせちでは煮物として登場することの多いくわいですが、食べ慣れないせいか残ってしまうことも多いですね。しかしくわいは栄養価も高く、旬の野菜でもあります。
くわいの煮物を唐揚げにしてみましょう。サクサクとした衣とほどよい塩みがついて、よりくわいの食感を楽しみながら食べられる一品に変身しますよ。

ごぼう

たたきごぼうなどが余ってしまった場合は、細切りにしてペーパータオルなどで水気を切り、唐揚げにしてみてください。水分が飛んでサクサクとした食感のおつまみに早変わりします。
ごぼうの唐揚げは香ばしく、塩を振りかけるとスナックやおつまみ感覚で美味しく食べられます。

切り餅を1㎝角のさいの目切りにして、醤油やめんつゆなどに絡ませ、片栗粉をまぶして唐揚げにしてみましょう。サッと水にくぐらせて、唐揚げ粉をまぶしても美味しくなります。
外はカリカリ中はもちもちの、おかきとはまた風味の違うおやつになります。
小さくて食べやすいので、普通のお餅に飽きてきたら唐揚げ餅にしておやつの時間に出してみてください。すぐに消費できておすすめです。

おせちに飽きた頃にさっと作れる唐揚げ

おせちに飽きてきた頃に、アツアツの唐揚げはいかがでしょう?とはいえ、せっかくのお正月休みなのにスーパーまでわざわざ材料を買いに行くのは面倒ですね。
そこで、年末のうちに鶏肉に下味を付けたものを用意して冷凍保存しておきましょう。
方法は簡単です。
一口大に切った鶏のもも肉をジッパー付きのフリーザーバッグに調味料と一緒に入れて揉み込みます。この時の味付けは、塩こしょうやニンニクなどのほか、ゆず果汁などを加えるとお正月らしい風味の唐揚げになります。
調味料と鶏肉がよく混ざったら、平らにして冷凍します。使うときは自然解凍かフリーザーバッグを流水にさらして解凍し、片栗粉をまぶして唐揚げにします。

 

今回はお正月に食べたい唐揚げについて紹介しました。
おせちに入っているのも、おせちに飽きた頃に食べるのも嬉しい一品、それが唐揚げです!
おせちで残ってしまった料理も、唐揚げにリメイクしてぜひ最後まで美味しく召し上がってください。
紹介したレシピはどれも手間をかけずに作れるものばかり。
ササッと作ってお正月を美味しく、楽しく過ごしましょう!

駒井 真

仕事で疲れた日のおかずは唐揚げ、嬉しいことがあった日も唐揚げ。「今日のおかずは唐揚げにしよう」と思ってもらえるような記事を書きます。鶏天も好きです。